「寄付」と「募金」の違い

寄付と募金

昨今、寄付と募金を混同している人が多く、Twitterでも「○○支援金に募金しました!」みたいなpostを多く見かけるので、ちょっと説明しておきたいと思います。

簡単に言うと、

「寄付」(donation)→お金をあげる側
「募金」(funding, fund-raising)→お金を集める側(もらう側)

という事です。

この説明で解らないという人は、「募金」を「募集」に置き換えてみると一目瞭然だと思います。
例えば、学校の掲示板に以下の内容の張り紙があったとします。

生徒会では、清掃ボランティアのスタッフを募集しています。
皆さんの参加をお待ちしています。

この場合、「募集している」のは「集める側」である生徒会を指している事は判るし、「参加」を促されているのは「皆さん」、つまり一人一人の生徒であるという事も判りますよね??

ところが、「寄付する」事を「募金する」と言ってしまうと、上の例文も以下の様に置き換えられてしまうワケです。

生徒会では、清掃ボランティアのスタッフを募集しています。
皆さんの募集をお待ちしています。

ねっ、おかしいでしょ(ノ∀`;)
「おいおい、それを言うなら『参加』だろ!!」ってツッコミたくなるでしょ??

なので、「寄付」と「募金」の正しい用法としては、

コンビニに行ったら東日本大震災の復興支援金を募金していたので、100円寄付しました

って事です、ハイ。

ただし、この場合、寄付の事を「応募」と表記しても文法上は間違いではありません。「金品にまつわる募集に応じる事」を特に「寄付」と表現するだけであり、「募集に応じる(た)」事には変わりがありませんから。

英語での用例を見れば、寄付と募金が行為として全く違うのだという事がよく判ります。
「国連難民高等弁務官事務所」の基金調達報告書
- UNHCR Fund-Raising Reporting -

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