このブロガーに学ぶ②

「このブロガーに学ぶ」シリーズ、第二回は「大人による、大人の為のブログ」を紹介したいと思います。

「オヤジのための快適ITライフ」


運営者である鈴木 希一さんの本業は、システムエンジニア。
その30年以上にも及ぶキャリアを活かして、主に「シニア起業」を目指している方を対象に、ウェブサイトの構築やネット集客等のコンサルティング活動を、本業と並行して行っておられます。

その活動の一環として、一昨年には『アメブロからWordPressへの移行方法』という書籍をKindle出版されました。

アメブロからWordPressへの移行方法[Kindle版][Kindle版]

鈴木 希一さんの詳細なプロフィール

さて、その真面目一徹なる経歴を裏付けるかのように、ブログのレイアウトや文章構成は至ってシンプル&ロジカルです。

まず最初に驚くのは、記事中はもちろん、ヘッダーやフッターなどにも一切、広告が貼られていない事。
おそらくは、「本業で充分な収入を得ているので、広告収益など必要ない」という事なのだとは思いますが・・・そこからして、私のような若輩者は「大人じゃん!!」と脱帽せずにはいられません。

さて、広告を一切貼っていないので、収益性という点では参考になりませんが、このブログで参考にすべき点は二つ、即ち、
●徹底的なる公共性・公平性
●徹底的なる読みやすさ
です。

徹底的なる公共性・公平性

さすが、エンジニア・・・と言う以外にありませんが、このブログには鈴木さん自身の個人的な私見を述べる記事は殆どありません。
そのほぼ全てが、「世間一般の消費者や社会人にとって、どんな意味を持つのか?」という視点に集約されています。

Windows 10が無料でアップグレード可能になった理由と懸案事項
Nexus7の日本語入力はGoogle日本語入力Betaが便利!
LINEのやりとりはすべて盗聴されている?

最初から複数サイトを運営する前提であれば、例えば私のように「公共性が高いメインサイト」と「個人的な雑感を徒然と書くサテライト」を分けるのが定番にして無難かとは思いますが、サイトが一つだった場合、やはり公共性の高い記事を中心に据えないと検索エンジンからの流入が見込めませんし、無論、公共性の高い記事を多く書くには普段からの「お勉強」が欠かせません。

言ってみれば、このブログは鈴木氏自身の「エンジニア人生の集大成」とも呼べるでしょう。

徹底的なる読みやすさ

それまで、文章自体を殆ど書いた事が無い人がいきなりブログを始めると、いくつかの特徴が顕わになります。
●少ない文章量を、やたらと改行を空ける事によって大きく見せたがるので、スクロールホイールをグルグルと回す手間だけが増える。
●誤字、脱字に自分で気付かないか、気付いても直さずに放置している。
●フォントの種類やサイズに無頓着なので、とにかく読みづらい。

特に、三番目の「フォントの種類やサイズ」という事については、最初から一つのブログサービスだけをずっと使い続けている人や、いつも特定のデバイスやブラウザからしか記事を更新しない人、あるいはCSSの知識が無い人に多く見られる傾向です。

そこで、鈴木氏のブログの構成要素を見てみると・・・



フォントは「メイリオ」と「ヒラギノ角ゴシック」で、記事本文のフォントサイズは1em(16px)である、という事が解かります。
ちなみに、当ブログのフォントは「メイリオ」「MS Pゴシック」で、記事本文のフォントサイズは、やはり16pxです。
この辺りが、日本語サイトに於いて最も読みやすい構成ではないでしょうか。

私の個人的な経験則を言うと、たまたま気になった記事があってブックマークを付けたサイトであっても、フォントの種類やサイズ、背景の色使い、段落の付け方等の問題で「読みづらさ」を感じてしまったサイトには、長期間に渡って定期的に訪問する事はありません(つまり、リピーターにはならない)。

これは逆を言えば、多くの人がブックマークして定期的に訪問するサイトは、記事内容の公共性や有益性のみならず、サイト全体のレイアウトや色使い、フォントの種類やサイズに至るまで、細大漏らさず考え抜いている事を意味しています。

この鈴木氏のブログは、著述というものの原点である「誰の為に」「何の為に」という事を改めて考えさせてくれる契機となるでしょう。
【広告】

0 件のコメント :

コメントを投稿