Googleの検索アルゴリズムに新たなる指針


気になるニュースが飛び込んで来ました。

「グーグル検索結果の新たな指針を開発、コンテンツの正確さをチェック」
http://www.gizmodo.jp/2015/03/post_16646.html

(英語版原文)
「Google Researchers Are Ranking Web Pages By Facts Not Links」
http://gizmodo.com/google-researchers-are-ranking-web-pages-by-facts-not-l-1688858771

皆さんもご存知のように、Googleは長らくの間、検索順位の評価基準に於いて被リンクの数量を最重要としてきました。
「大勢の人が参照するリンクは、それだけ需要も信頼性も高い」、つまりユーザーの需要は、そのページやコンテンツの内容の正確性も保証しているという前提だったワケです。

ところが、前出の記事によると、
「新しくグーグルが開発したKnowledge-Based Trustスコアは、リンク数に左右されない」
「グーグルのデータベースと比較し、より正確な内容のページのスコアが高くなるという仕組みになっています」

と、述べられています。

つまり、今後は「ユーザーの需要」と「内容の客観的な正確性」を切り離して考える・・・と受け取る事ができますね。

「大変結構な事じゃないか!」と、一瞬、歓迎してしまいそうになりますが・・・
よくよく考えてみると、検索結果に「大きな偏り」を生む可能性をも孕んでいます。

あくまでも、この記事に書かれている事を言葉通りに解釈するのなら、という前提ですが、「正確な内容のページ」と言うのであれば、必ずそのページに「事実の定義」が存在している必要があります。

例えば、

「電球は1860年にジョゼフ・スワンが発明しました」
「インドネシアの首都はジャカルタです」
「心室細動とは不整脈の一種です」

等々・・・医科学的事実や年月日に関する記述、あるいは地理的な位置情報などがコンテンツ内に含まれている必要があり、そうでなければ、そもそも「グーグルのデータベースと比較」する必要性は無いでしょう。
さて、ここが問題なのですが、学術的、社会的な事実(fact)が含まれているものに高い評価を与えるというのであれば、必ずしも事実に基づかないコンテンツ、つまり「個人的な嗜好や主観的な著述が強く反映されているコンテンツ」には評価を与えない、と受け取る事ができてしまいます。

そうなると、この新たな指針で押し並べて高い評価を与えられるのは、ニュースサイトや学術系のサイトであり、「キーワード」という点に於いて元から不利だった小説などの創作系サイトや、相対的にテキスト量の少ない写真サイト等は、今後ますます窮地に追い込まれる可能性があります。
個人的な日記などは問題外でしょう。

果たして、公平性の観点から、それはどうなのか・・・

もっとも、あれだけ大々的に公言し、なおかつ、かなりの部分まで試験導入した「Author Rank」をアッサリと破棄したGoogle先生の事ですから、これも正式導入するか否か、あるいは正式導入したとして、どの程度の「加点要素」にするかは現時点では全く分かりませんが。
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